育毛剤を使う前にパッチテストをしよう

髪の毛は、毛根の内部の毛母細胞という組織が分裂を繰り返すことにより、1か月に約1cmというペースで男性は3~5年、女性は4年~6年成長します。
その後、毛母細胞の分裂が低下する退行期へと移行し、髪の毛が成長するスピードは緩やかになります。
この状態が数週間程度続いた後に、毛母細胞の活動が完全に停止する休止期という状態に移行します。
これにより、髪の毛の成長は完全に止まってしまいますが、数か月程度すれば毛母細胞の分裂が再開されます。
そして、新しく創り出されたものに下から押し出されるような形で、それまで生えていた髪の毛が抜け落ちることになります。
このようにして髪の毛が抜けたり生えたりを繰り返す状態のことは、ヘアサイクル又は毛周期と呼ばれています。
このヘアサイクルが正常に移行している限りは、抜け毛が多かったとしても問題はありません。
何故なら、既に新しい髪の毛が存在しているからです。ただし、ヘアサイクルが狂わされてしまった場合は、この限りではありません。
生え変わりがスムーズに行われなくなるので、全体的なボリュームは不足することになります。これが、いわゆる薄毛と呼ばれる状態のことです。
なお、髪の毛は生命活動に直接関係している部位ではないので、薄毛が進行しても寿命が短くなることはありません。
しかし、見た目は大きく変わってしまい、他人からのイメージは変化してしまいます。特に、女性からの評価はかなりシビアなものとなります。
このために、薄毛を改善するための様々なアイテムが考案されており、多くの人が利用しています。
育毛剤は、この中で最も人気の高い商品で、現在では医薬品に分類されているものまで開発されており、かなりの確率で薄毛の進行を防止することが可能です。
ただし、育毛剤は効果だけを重視すれば良いというわけではありません。何故なら、頭皮にかゆみやかぶれ、湿疹などの異常が生じるケースがあるからです。
育毛剤を使用して薄毛を改善する効果を体感するまでにはかなりの日数が必要なので、使い続けられるということが重要なポイントとなります。
つまり、ノンアルコールや無添加などの安全性の高い商品が適当ということです。
さらに、安全性を十分に確保するためには、太ももや腕の内側などの皮膚の薄い部分に育毛剤を塗布して、24時間~48時間放置して様子を見るというパッチテストを実施するのが適当です。
これにより、かゆみやかぶれ、湿疹などの異常が出ない場合はひとまず安心ということになります。

アレルギー反応が出た場合は使用の中止が必要

育毛剤を使用する前にパッチテストを行うことにより、使っても大丈夫かどうかの大体の判断材料となります。
これは、無添加やノンアルコールなど安全性が高いことをアピールしている商品であっても、念のために行っておく方が適当です。
何故なら、体質には一人ひとり違いがあるので、他の人が大丈夫だからと言って自分も安心できるとは限らないからです。
なお、パッチテストを行って何も異常が見られないという場合は、ひとまず使用しても大丈夫ということになります。
もちろん、確実に大丈夫というわけではありませんが、頭皮より薄い部分に問題が出なかったということは、かなり安心できる状況です。
逆に、皮膚に塗布して数十分程度で異常が見られた場合は、アレルギー反応を引き起こしている可能性があります。
このような場合は、残念ながら体質的にあっていないということなので、その育毛剤の使用を中止して医療機関で診てもらわなくてはなりません。
また、数十分程度の短時間で異常が出なかったとしても48時間経過して問題が生じた場合も同様に使うことは出来ません。
この場合は、アレルギー症状ではないので医療機関に診てもらう必要は必ずしもありませんが、育毛剤の刺激により皮膚は間違いなくダメージを受けてしまっています。
このために、使い続けて行くうちにトラブルに見舞われる確率はかなり高くなります。
このように、育毛剤を使用する前に少しでも異常が発覚した場合は、基本的には避けるのが賢明です。
何故なら、多種多様な商品が販売されているので、一つに固執する必要はないからです。
ダメだった場合は違う商品に変えていくようにするのが、自分と合った育毛剤を見つけ出す秘訣です。